・刀身<br>
室町時代前期・応永年間（１３９４～）、備中国・鎌倉時代から続く青江派の流れをくむ刀工「行
真」の平造りの短刀です。刀身は古砥ぎで地鉄は小板目よく摘み小沸き付き、刃紋は匂い深く沸きできの素晴ら
しい互の目乱れ刃紋です。帽子はすぐに小丸に返り、中茎は舟形で入り山形尻で鑢目は切りのようですが錆深く
確認できません。<br>
・状態<br>
刀身の状態差し表は切っ先に小刃こぼれ、ハバキ元の刃区に鍛え疵があります。差し裏は物打ちに小刃こぼれ、
ハバキ元に小刃こぼれと平地から棟に掛かるところと棟に薄錆があります。その他は砥ぎ減りあるものの刃切
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